[Ruby] Ruby本体のインストール
WindowsにRubyをインストールするのに少し手間取ったので、覚えているうちにメモ残し。
1. Rubyを選ぶ
まず始めに、
- ビルド済みのバイナリを利用するのか
- ソースから自分でビルドするのか
を選ぶ必要があるが、自分でビルドする知識がないのでここでは問答無用で前者を選択する。
WindowsにRubyをインストールする場合、自分が調べた範囲では次の4つの方法がある。
- One-Click Ruby Installer for Windowsを利用してインストール。
- ActiveScriptRubyを利用してインストール。
- ビルド済みバイナリをダウンロードして利用する。
- Cygwin版を利用する。
1.はインストーラ付で、基本的に「次へ」を選ぶだけでインストール出来る。簡単。
2.もインストーラ付きでたぶん簡単にインストールできる。が、試したことないので細部は知らない。
3.は今回自分がとった方法。インストール方法はこれからここにメモする。
4.はcygwinに含まれているrubyパッケージを利用する方法。cygwinのsetup.exeからインストールできる。
上記はそれぞれビルド環境が異なる。
1はmingw32版, 2,3はmswin32版。4は知らない。
この辺は自由に選んで、都合が悪くなった時に別のバージョンを入れてみればいいと思う。
自分も始めは1を入れていたけどあるライブラリが使えなかったので3を入れたタチなので…
ってことで、以下では3の方法をメモる。
ビルド環境の違いについて細部を知りたければ、このあたりを読めばいいんじゃないかな?
2. ダウンロード
このあたりから、最新版のZIPファイルをダウンロードしてくる。
Rubyのバージョンは現状、1.8系と1.9系が利用されている。
これも好きな方を選んでよいが、1.8系と1.9系では仕様が大きく異なっている。
1.9からRubyのコア部分が作りかえられているので、基本的には1.8系より1.9系の方が処理速度が早いと言われている。よって、特にこだわりがなければ1.9系を選んでおけばよいが、一部ライブラリが1.9系に対応してなかったりするので、実際には状況に応じて切り変えながら使うことになるかもしれない。
ここでは、1.8系を選ぶ。
先のサイトから、1.8系の最新版をダウンロードする。
(2012.11.18現在の最新版は、ruby-1.8.7-p330-i386-mswin32.zip)
3. インストール
インストールといっても、やることはZIPを解凍して適当な場所に保存するだけ。
注意すべきは、パスに日本語とか半角空白とかが含まれていないところにしておくことくらい。(自分は、C:\Rubyフォルダに保存した)
といっても、このままだと使いがってが悪いので、PATHを通しておく。
4. PATHをとおす
「PATHをとおす」と言われて「?」ってなる人は、この3の方法を諦めて、1か2のインストーラを使った方が手っ取り早くていい。
自分は環境変数にRubyのパスを追加したくなかったので、適当に起動用バッチファイルを作成して対応した。
最小の起動用バッチファイルのサンプルとしてはこんな感じ?
@echo off
set PATH=[Rubyインストールフォルダ]\bin;%PATH%
C:\WINDOWS\system32\cmd.exe
まあ、この辺はお好きなように。
(自分はバッチファイルの書き方知らないので、ググりながら適当に書いて使ってます(´д⊂))
5. 動作確認
適当なコマンドで動作確認する。
$ ruby -v
PATHをとおしていれば、上記コマンドでRubyのバージョンが表示される。
PATHをとおしていなくても、カレントディレクトリを[Rubyインストールフォルダ]\binにして上記コマンドを打てばよい。
ここまで、ZIPダウンロード→解凍しかやってないので、これで上手く動かないなら私にはお手上げ。
6. 終わらない
上記だけでも問題なく動作しているように見えるが、irbとか使ってみるとエラーが出る。
これは、一部ライブラリの依存ファイルがダウンロードしたZIPに含まれていないから。ってことが、このあたりに書いてあるので、追加で依存ファイルをダウンロードしてくる。
自分の場合、このあたりから、xxxx-mswin32.zipのファイルをダウンロードして、binフォルダの中のファイルを全て[Rubyインストールフォルダ]\binフォルダにコピーした。IconvやTcl/Tkについては何もしていないけど、使うつもりなら同じようにすればよい。
長々書いたけど、やってることは、
- どこかからZIPを取ってくる。
- ZIPを解凍する。
- PATHをとおす。
だけ。
以上。